土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2020年7月のブログ記事

  • 駅前広場

    小川村(2012.7)から。 先日、下記サイトの運用指針を見ていたら建築基準法第42条の道路定義の記述がありました。 Ⅱ.道路の定義(法第42条関係) 法第42条においては、一般交通の用に供するものとしての交通上の観点に加えて、建築物又はその敷地に安全上、防火上及び衛生上の観点から、法上の道路の定... 続きをみる

  • 降水量2

    立科町(2012.7)から。 前回のつづき。 最大1時間降水量及び1日降水量最大の記録はどうなのか興味をもって調べてみました。 気象庁のサイトによると ■最大1時間降水量 順位 都道府県 地点    観測値            起日  1   千葉県    香取    153mm     199... 続きをみる

  • 降水量

    長野市(2012.7)から。 7月21日夜、長野市では午後9時過ぎまでの1時間に7月の観測史上2番目となる52.5ミリの非常に激しい雨を観測しました。 気象庁サイトによると長野市(観測地点:長野)の日最大1時間降水量の記録(7月のみ)は下記のようになっています。 1位:55.7mm(1937/7/... 続きをみる

  • 特定用途制限地域

    長野市(2012.7)から。 特定用途制限地域(都市計画法第9条第15項・建築基準法第49条の2及び第50条)という制度があります。 特定用途制限地域とは、用途地域が定められていない非線引き都市計画区域(市街化調整区域を除く)や準都市計画区域内において、良好な環境づくりや環境維持を目的とし、各地域... 続きをみる

  • 特別用途地区2

    上田市(2012.7)から。 写真右に見える岩は甲石(かぶといし)と呼ばれ、土石流によって運ばれたそうです。 下記サイトによると特別用途地区の全国指定状況(H22.3.31)は下記のとおりです。 特別工業地区:都市数222・面積26685.9 文教地区:都市数28・面積8193.5 小売店舗地区:... 続きをみる

  • 特別用途地区

    小川村から。 特別用途地区という制度があります。 下記サイトによると 「特別用途地区(建築基準法第49条) 市町村が都市計画で定める特別用途地区内においては、地方公共団体の条例により、建築基準法の用途制限を強化又は緩和することができる。これにより、地域の独自性に基づき、用途地域制度を補完している。... 続きをみる

  • 地区計画2

    千曲市(2018.8)から。千曲川沿いに上山田温泉が見えます。 工業地域に指定されているとホテルや旅館は建築できませんが、準工業地域だと建築できます。昔、高速自動車インターができる時、準工業地域に指定してほしい要望が住民からでていた新聞記事を読んだことがあります。 一方、自治体によっては準工業地域... 続きをみる

  • 地区計画

    信濃町(2010.8)から。 地区計画は、それぞれの地域の特性に応じて、良好な都市環境を整備・開発・保全するために、道路・公園等の施設に関する計画や、建築物の用途制限等を定める都市計画(都市計画法第12条の4第1項)です。 建築協定と違って広い範囲が指定されます。 具体的に定められる事項は次のとお... 続きをみる

  • 声の質

    信濃町(2010.8)から。 先日、書棚を整理していたら井上陽水さんが書いた「ラインダンス」(新潮文庫・1982年)が出てきて、懐かしくてしばらく読んでいました。 私は中学生(1975年)の頃から井上陽水さんの熱烈なファンを自負していて、当時、LPアルバムに書かれた自筆の書体をまねて陽水になりきっ... 続きをみる

  • 建築協定3

    飯山市(2012.7)から。 建築協定区域隣接地(建築基準法第70条第2項)という制度があります。 下記文献によると この建築協定区域隣接地の制度は、平成7年の改正により導入されたもので、協定時には参加の同意は得られていないが、将来、参加することによって、その協定がより効果的なものとなると、協定参... 続きをみる

  • 建築協定2

    小川村(2012.7)から。 前回のつづき。 建築協定の効力は、協定の認可の公告の日以後において土地の所有者等となった者に対しても、その効力がある(建築基準法第75条)とされていますので、協定後に所有者や借地人となった者も協定を遵守(じゅんしゅ)する義務があります。 建築基準法第70条によると協定... 続きをみる

  • 建築協定

    長野市戸隠のそば畑から。 昔、建築協定の有効期限が切れた土地の評価案件がありました。 有効期間は10年、20年、50年などがありますが、長野県では10年(特に公共分譲住宅団地)や20年(民間分譲団地)が多い気がします。東京で不動産鑑定士をしていた頃は10年が多かったような記憶が・・・。 協定によっ... 続きをみる

  • 鬼無里伝説2

    長野市鬼無里(きなさ)の白髭(しらひげ)神社(標高731m)より。 現地案内板に 「縁起に天武天皇遷都の計画に基づき鬼門の守護神として白鳳年間に創立したといい、また鬼女退治の平維茂・平家追討の木曽義仲の祈願所であったと伝えられている。」 とあります。 また、ウィキペディア(白鬚神社)によると 68... 続きをみる

  • 鬼無里伝説1

    長野市鬼無里(きなさ)の加茂(かも)神社から。杉が長野市の天然記念物に指定されています。 この辺、鬼無里には京の都を模した地名が多く見られます。 例えば、清水、加茂、春日、吉田、二条、三条、四条、五条などなど。 下記文献(鬼無里村誌)でも 「東京」(ひがしきょう)集落に加茂神社、「西京」(にしぎょ... 続きをみる

  • 三角地補正率

    立科町(2011.7)から。 今日の話題は不動産鑑定士や土地評価にたずさわっている人でないと意味がわからないかもしれません。 三角形をした土地の補正について土地価格比準表(地価調査研究会編著)では不整形と別に項目を設け補正率を定めていますが、相続税財産評価基準や固定資産評価基準では三角地補正率表の... 続きをみる