土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2019年8月のブログ記事

  • 水道配管1

    木島平村から。 水道配管図にVP、HIVP、DCIP、CIP、PEなどの管種が表記されています。 VPやHIVPは塩化ビニル管を指します。 VP管は衝撃(地震など)に弱く、低温時に割れやすい欠点がありましたが、それを改良したのがHIVP管です。HIVP管を実務上、エイチアイ管と呼びます。 そのため... 続きをみる

  • 下水道配管2

    須坂市から。 下水配管調査で注意することに隣接している土地の所有者、配置があります。  昔、調査している案件に所有者が別々で隣接している土地ABがありました。調査時点現在Aは店舗兼住宅の敷地、Bは月極駐車場になっています。  調査の結果、Aにある建物の下水管はBを通り道路の本管へ通じていました。A... 続きをみる

  • 下水道配管

    中野市から。 仕事柄、下水道の配管を必ず調査します。 本管の管種は何か、口径は何mmかなど。 配管図を見るとVU200mm、VP200、HP400mmのように表記されています   VUやVPは硬質塩化ビニル管=プラスチック製の管のことを指します。 HPはヒューム管=コンクリートで作られた管のことを... 続きをみる

  • 都市ガス配管

    千曲市から。  土地区画整理事業が完了している土地(商業地域)に裏の隣地内を通って都市ガスが引き込まれている案件が前にありました。  昭和40年代は都市ガス配管にあたって隣地を通すと道路の掘削をしないので住宅地域でもよくありました。   実務上、ガス配管が前面道路にはありませんが、側道や背面道路に... 続きをみる

  • 浸水想定区域

    飯山市から。 水害地帯(千曲川)には水害対策の下記案内標識が電柱に設置されています。 国土交通省は2016年より水防法に基づく浸水想定区域を大幅に改訂し、河川ごとの浸水想定区域を公表しています。 前は主に100年(河川によって50年・200年等)に1回の大水害を想定(計画降雨)していましたが、今は... 続きをみる

  • 生産緑地地区

    長野市から。  平成29年6月以降、生産緑地地区の面積要件が500㎡以上から300㎡以上へ緩和されました。条例で改正することが必要で、すでに厚木市、堺市、国分寺市、茅ヶ崎市などが引き下げています。  所有者Aの農地(200㎡)と所有者Bの農地(300㎡)が一団の土地(500㎡)として生産緑地地区の... 続きをみる

  • 田園住居地域2

    飯山市から。 前回のつづき。 国土交通省が過去に(H21)三大都市圏特定市を対象として残されている市街化区域内農地の調べた資料があります。 (2)三大都市圏別集計結果 1) 首都圏集計 <基礎指標の単独集計> ①用途地域別農地集計(首都圏) 第1種低層住居専用地域10,956.3ha, 54.8%... 続きをみる

  • 田園住居地域

    飯山市から。千曲川沿いの水田が美しく。 平成30年4月から新たな用途地域として「田園住居地域」が創設されました。 下記サイトによると 田園住居地域の活用エリアイメージ                        ・市街化区域の縁辺部にある第一種低層住居専用地域など住宅地の中に農地が多く賦存し、営... 続きをみる

  • 高校野球2

    飯山市から。 11/9、高校野球長野県代表の飯山高校(私の母校)が仙台育英(私立)に大差で負けてしまいました。 豪雪地帯にある無名の公立高校が甲子園に行っただけでも価値があると思います。 飯山高校は生徒の減少により飯山北高校、飯山南高校、飯山照岡高校が統合されて一つになりましたが、今、近隣の下高井... 続きをみる

  • 国土調査3

    木島平村から。 先週金曜日は国土調査(地籍調査)の一筆地調査立会いに実家へ。 敷地が広く炎天下のため2回休憩を挟み9時から昼前まで調査にかかりました。 利用形態に応じて敷地を宅地、雑種地、原野の地目に分けて、役場職員が杭や標識を打っていました。宅地には住宅と倉庫があり、住宅部分には小規模宅地特例が... 続きをみる

  • 地図の方位

    飯綱(いいづな)町から。 当事務所応接室に古い地図が2枚飾ってあります。一枚目は江戸城付近(江戸時代)、二枚目は長野県(江戸時代)で両方とも東京駅近くの書店で購入したもの。特に江戸城付近のは江戸時代の敷地配置図のようすが伝わってきて時代劇がよりわかるような気がします。 この地図を見ていると面白いこ... 続きをみる

  • 国立公園の建築規制3

    中野市山間部から。 Evaluation No.69がアマゾンで発売されました。 その中で「国立公園の建築規制について」を書いていますが、自然公園法の公園事業(例:ホテル・旅館経営)とは何かを改めて考えさせられました。 これでやっとたくさんの資料が整理できます。