土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2019年5月のブログ記事

  • 建物の種類(登記)

      写真は長野市山間部から。昔、ホームページに掲載していたものです。 1階店舗、2階居宅として利用されている登記上の建物の種類は?  1階店舗(100㎡)、2階居宅(50㎡)として利用されている場合の建物種類(不動産登記法)の記載は、不動産登記規則第113条2項から「店舗・居宅」となります。これが... 続きをみる

  • 御所ことば

    写真は小川村表立屋から。北アルプスが映えます。  前に、医師兼作家篠田達明氏の「歴代天皇のカルテ」を読んでいた時、御所ことばの一般化(普通語)したものが載っていました。  参考文献に「御所ことば」がありましたので図書館から早速借りてきました。この文献によると ”一般語化した御所ことば 一般語として... 続きをみる

  • 国土調査

      写真は昔、ホームページに掲載した長野市旧大岡村から。    先日、実家の土地が国土調査に入るというので役所の説明会に行ってきました。  父から相続した土地で11筆もあり、境界自体知らないので確認に手間取りそうですが、売買や融資で非常に困る筆界未定地だけは避けたいと思っています。 地籍調査におい... 続きをみる

  • 田毎の月

       有名な姨捨(おばすて)の棚田(千曲市八幡)のようす。田植えの準備が進んでいるようです。  この斜面一帯は地すべり防止区域に指定されています。棚田は、地形からいって地すべり防止区域・地すべり危険箇所に指定されることが多いと思います。絶景=棚田=地すべりは、どこの地域にも共通した現象でしょうか。... 続きをみる

  • 立体駐車場の登記

    大町市(2021.5.6)より。写真を追加しました。  前に下記のような立体駐車場の建物登記(平成21年新築)を見かけました。昔は、パチンコ店や遊園地に併設されている立体駐車場(自走式)は登記できませんでしたが、現在は一定の要件を満たせば登記可能となっています。  文献(Q&A表示に関する登記の実... 続きをみる

  • 「イロハ」が入る古い土地地番

    白馬村二股橋(2021.5.6)より。写真を追加しました。 白馬村の中で一番好きな場所です。 「イロハ」が入る古い土地地番を今でも見かけることがあります。  現在の不動産登記事務取扱手続準則第67条1項9号には「地番の支号には、数字を用い、支号の支号は用いない」とされていて、2項で「登記官は、従来... 続きをみる

  • 「の」が入る古い土地地番

    長野市戸隠(2017.7)から。写真を追加しました。  文献(分筆登記の実務)に土地の地番について下記説明があります。 「地番は、元来、明治初年における地租改正事業の際に、課税漏れの土地を防止するため、地押調査を行ない、この際における調査役人の検査の足取りの順番を示したものであり、これが一筆の土地... 続きをみる

  • 切掛(きっかけ)

    高山村から。写真を追加しました。  2017年10月頃、書棚を整理中、奥にあった下記文献(たてしなの地名)をぱらぱら読んでいましたら興味深い記述がありました。 立科町茂田井(もたい)地区に「切掛」(きっかけ)という字名がありますが、その解説についてです。 「切掛」は物事の始まりのことで、茂田井、芦... 続きをみる

  • 古い家屋番号

    飯山市より。写真を追加しました。 土地地番と全く一致しない家屋番号が付された建物をまれにみかけます。 通常、長野市北尾張部842番(土地1筆)に建物がある場合、 土地の地番:842番 → 建物の家屋番号:842番 ですが、昭和35年以前に新築された古い建物がありますと家屋番号が土地の地番と一致しな... 続きをみる

  • 道路の重複認定

    長野市(2014)より。写真を追加しました。   昔、自分のホームページにあったブログをいくつか紹介します。  前に県道と市道が重複して認定されている路線を見かけました。  路線の重複については道路法第11条に規定があり、どちらが道路管理者になるかが定められています。確かに道路を折半して管理すると... 続きをみる

  • 著書・投稿論文一覧

    飯綱町より。写真を追加しました。 今まで執筆してきた本(共著除く)、論文などを紹介します。 <著書> 「Q&A土砂災害と土地評価」2015年,プログレス 「Q&A農地の評価」2016年,プログレス <投稿論文> ■Evaluation(エヴァリュエイション)プログレス No.26「土砂災害防止法と... 続きをみる