土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2023年3月のブログ記事

  • 無散水

    小谷村(2010.4)から。 雪国では、主に飲めない井戸水をくみ上げて道路の路面に埋め込まれたパイプを通じて水を散布する装置(散水融雪システム)をみかけます。道路に積もった雪を地下水で溶かす役割を果たしています。最近、不凍液を利用した方法もあるようです。 しかし、散水した水はね、地下水のくみ上げ規... 続きをみる

  • 水道の種類2

    小川村から(2011.4.28)。立屋の桜として知られています。 今年の桜は早いようです。桜をみると父を思い出します。 不動産調査をしていると上水道や簡易水道でない「井戸水」を利用していることがあります。井戸水は水道法による規制を受けませんが、年月により水質の変わることがあるので飲める水なのかどう... 続きをみる

  • 水道の種類

    信濃町から(2013.4) 水道の調査をしていると種類が「上水道」ではなくて、「簡易水道」のケースがあります。上水道と簡易水道の違いは、下記のように計画給水人口の違いで技術基準・水質基準に違いはありません。簡易水道は小規模な水道施設という意味のようです。 1 上水道 計画給水人口5001人以上の水... 続きをみる

  • 道路の重複認定3

    長野市(2012.12)から 前に役所で”広域農道が市道に認定された場合、農道ではなくなります。”と言われたことがあります。それまで県道と市道の重複指定のようなことが広域農道でもあるのかなと思っていました。 広域営農団地農道整備事業=広域農道事業により広範囲な地域において、農業生産等を効率的に運営... 続きをみる

  • 災害ハザードエリア

    長野市戸隠(2013.2)から 昨年、都市計画法の重要な改正(令和4年4月施行)がありました。内容は下記3つの柱になっています。 1 災害レッドゾーンの開発規制の強化 2 浸水ハザードエリア等からの移転の促進 3 市街化調整区域の浸水想定区域等(浸水深3.0メートル以上)における開発規制の厳格化 ... 続きをみる

  • 道路の重複認定2

    長野市(2015.3)から 昨年、道路台帳図面を取りに市役所へ行きました。市道認定はありましたが、担当者が”県道にも認定されています”の一言が気になりました。 調べてみたら一般県道も重複認定(区間は短い)されていました。”一般”の意味は知りませんでしたが”主要地方道”より重要性が低いだろうな程度の... 続きをみる

  • 地上権に抵当権設定

    小谷村(2012.3)から。 正面奥に稗田山が見えます。 土地に地上権登記があって、その地上権に抵当権が設定(付記登記)されることがあります。地上権は譲渡にあたって土地所有者の承諾の不要な利点があります。 東京で修業時代(35年前)、地上権が設定された土地を現地調査した際、黒塗りの大型外車が止まっ... 続きをみる