土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

地区計画2

千曲市(2018.8)から。千曲川沿いに上山田温泉が見えます。

工業地域に指定されているとホテルや旅館は建築できませんが、準工業地域だと建築できます。昔、高速自動車インターができる時、準工業地域に指定してほしい要望が住民からでていた新聞記事を読んだことがあります。


一方、自治体によっては準工業地域でも工業業務地区の位置づけをしていると地区計画でホテル・旅館を禁止していることがあります。


工業地域内にパチンコ店、馬券発売所などは建築可能ですが、地区計画でそれらを建築できないように用途制限をしている所があります。長野県では場外馬券売場に対するアレルギーが強いように感じます。


都市計画法等の改正(平成18年5月31日交付)に伴い、市街化調整区域における大規模開発の許可制度が見直され、各自治体が定める地区計画に適合する場合に開発が許可されることになりました。
これを受け10年ぐらい前から、市街化調整区域における地区計画による開発行為のガイドラインを定めて新たな土地利用の実現を図る自治体が増えました。


前に、市街化調整区域内で準工業地域(市街化区域)に隣接している地域があって地区計画で住宅、アパート、寄宿舎、パチンコ店を禁止していたのを知り驚いたことがありました。条例を読んだら工業環境を守るために規制していました。
<引用・参考サイト>
大分市(市街化調整区域内地区計画ガイドラインを策定しました)
http://www.city.oita.oita.jp/o169/machizukuri/toshi/1380162804516.html

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