土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2022年11月のブログ記事

  • 古い地名3

    信濃町から 地名に関する文献を読んでいたら以下の記述がありました。 「東京の古い地名、江戸は河口をあらわすもので、隅田川が東京湾にそそぐあたりをさすものであった。奈良は、現代語の「ならす」につらなる平地をあらわす古語で、いまの奈良市のあたりが広い平地であったために起こった地名である。」 「江戸」と... 続きをみる

  • 木の遺跡

    浅間山のようす。 撮影したのは2007年2月の昔ですが、噴煙を見ると活火山であることを再認識させられます。 文献(野馬久保遺跡Ⅱ)によると 「浅間山は今から1万4千年から1万1千年前にかけて2回にわたる大規模な噴火をし、軽石流(火砕流)を発生させている。平成4年度の寄山遺跡の調査で軽石流により埋没... 続きをみる

  • 舟石

    飯綱町(牟礼村と三水村合併)にある舟石のようす。平成15年当時の牟礼村天然記念物に指定されています。 現地案内板によると 「長径9.6m、短径5.3m、高さ4.3m、岩質輝石安山岩 舟の舳先(へさき)に似た形をしていることからこの巨石は舟石(ふないし)とよばれています。舟石は、数十万年前に起こった... 続きをみる

  • 波の化石

    長野市戸隠の柵(しがらみ)地区にある戸隠地質化石館に展示(2007年)してあった波の跡の化石。漣痕(れんこん)と言うようです。 よく見えづらいかもしれませんが、波状の化石となっています。 当時(2007年)、波がどうして固まったのだろうと疑問に思っていたら、子供が「砂場のあとじゃないの」の声に納得... 続きをみる

  • 雷石

    長野市の七二会(なにあい)郷土歴史資料館前に展示してある石。この石は陣場平山(標高1257m)にあったものを移したものですが、ただの石ではありません。 下記文献によると 「尾根筋にあったこの石は、陣場平山をつくっている約500万年前の安山岩の溶岩でした。方位磁石を近づけてみると、ある部分で磁石の針... 続きをみる

  • 化石海水

    長野市の七二会(なにあい)郷土歴史資料館内に展示してあった化石海水。 ペットボトルに詰められたものが二本あったほか、隣の鍋底には化石海水からとった塩までありました。2007年以前はこの海水の味見までできたそうです。 化石海水という言葉、当時(2007年)初めて耳にしました。いろいろな言葉があるもの... 続きをみる

  • 大字

    中野市から 昔、どうして住所に大字がつくのだろうと思ったことがあります。 大字について、文献では下記のとおり説明しています。 『大字は基本的には藩政時代から明治の市制・町村制まで存続した村であり、新たな町村制における数カ所町村合併による「行政村」の町村と区別するために「大字」が与えられた。そのため... 続きをみる

  • 既存集落(50戸連たん)

    中野市から 今日のプログは、不動産に係る仕事をしている人以外難解でわからないかもしれません。 市街化調整区域内の既存集落において通常「50戸連たん」と呼ばれる規定が全国あちこちにあります。昔、どうして50戸をひとつの集落規模と考えているのか疑問に思ったことがあります。 たとえば長野県の開発審査会運... 続きをみる

  • 記念切手

    野尻湖(信濃町)から 実家を整理していたら小中学生(昭和40年代後半)の頃、集めた記念切手がたくさん出てきました。 昭和48(1973)年お年玉切手が10円だったので物価の水準を感じました。 中には1964年オリンピック東京大会にちなむ寄附金つき郵便切手1~6、国民体育大会シリーズ、国立公園シリー... 続きをみる

  • 受験仲間2

    長野市山間部から 不動産鑑定士三次試験の受験仲間である黒沢氏から本(新版)の贈呈がありました。氏は数多くの本を出版されていて、その執筆量と質に毎回驚かされます。近々、別に1冊出すそうです。 黒沢泰「新版 共有不動産の鑑定評価」プログレス 昔、下記共有不動産の案件を聞いたことがあります。 お金を貸し... 続きをみる