土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

化石海水

長野市の七二会(なにあい)郷土歴史資料館内に展示してあった化石海水。

ペットボトルに詰められたものが二本あったほか、隣の鍋底には化石海水からとった塩までありました。2007年以前はこの海水の味見までできたそうです。


化石海水という言葉、当時(2007年)初めて耳にしました。いろいろな言葉があるものです。


展示案内資料によると
「倉並では地滑り対策として堅い地層の中を、水を抜くためのトンネルが掘られています。このトンネルの奥深い所で掘られたボーリングの穴から海水がでてきました。その成分は、塩素イオン濃度、カルシュウムイオン濃度とも海水に極めて近いもので500万年ほど前地殻の変動があった時間閉じこめられた海水と思われます。これを化石海水と言います。」と説明。


また、この成分表も展示してありました。成分表をみてもよくわかりませんが、これがないとただの水であったり、工事中に使用した水の可能性であったりしますから正確性を期すために必要なのかもしれません。


500万年前の海水というと何かロマンを感じてしまいます。


下記のサイトによると化石海水型温泉というのもあるようです。
銚子ジオパーク
https://www.choshi-geopark.jp/index.html


今回は、旧ホームページ(閉鎖)のブログ(2007年5月27日)に「地質の謎4」の題名で記載していたのを要約しました。

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