土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

木の遺跡

浅間山のようす。
撮影したのは2007年2月の昔ですが、噴煙を見ると活火山であることを再認識させられます。

文献(野馬久保遺跡Ⅱ)によると
「浅間山は今から1万4千年から1万1千年前にかけて2回にわたる大規模な噴火をし、軽石流(火砕流)を発生させている。平成4年度の寄山遺跡の調査で軽石流により埋没した林が発見された。発見された木々は立ったままの状態で、発見面から根元までは7mの深さであった。この地は軽石流の最南東端にあたり、斜面に乗り上げる形で堆積している。そのため木々は倒れることなく立ったまま埋まったと想定される。樹種はほとんどが針葉樹のトウヒ属であり、現在より冷涼な気候であったことがうかがえる。」と記述。


噴火は恐ろしいですね。7mの木々が立ったまま埋まってしまうのですから。


気象庁のサイトに浅間山の噴火の歴史が紹介されています。

今回は、ホームページ(閉鎖)のブログ(2007年7月6日)に「飢饉災害4」の題名で記載していたのをリメイクしました。
<引用・参考文献>
「佐久市埋蔵文化財調査報告書 第62集 野馬久保遺跡Ⅱ」佐久市教育委員会編・発行

×

非ログインユーザーとして返信する