土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

下水道配管

中野市から。

仕事柄、下水道の配管を必ず調査します。
本管の管種は何か、口径は何mmかなど。
配管図を見るとVU200mm、VP200、HP400mmのように表記されています
 
VUやVPは硬質塩化ビニル管=プラスチック製の管のことを指します。
HPはヒューム管=コンクリートで作られた管のことを指します。


 一般に塩ビ管(硬質塩化ビニル管)が非常に多く使われています。管の厚さによって表記が異なり、VPのほうが厚くなっています。また、VP管の方が古い時期に埋設された可能性があります。
一方、広い道路や幹線道路にはヒューム管が見られます。


 近年、老朽化した下水道管(大口径)対策として、新しい下水道管を古い管の内側に造ることがあります。
下記サイト(豊中市上下水道局)によると
「新しい下水道管は、古い管の内側に造られます。更生材の厚み分、管が細くなりますが、コンクリート管に比べて、塩化ビニル管は下水が流れやすいため、排水能力が落ちることはありません。」
とあります。


管材や設置方法の進歩により排水能力が進歩しているようです。目には見えませんが・・・。


<参考サイト>
全国ヒューム管協会
https://www.hume-pipe.org/index.html
電材管材.com
http://denzai-kanzai.com/hume-pipe
豊中市上下水道局 https://www.city.toyonaka.osaka.jp/jogesuido/okyakusama_joho/koho_keihatsu/koho_pamphlet/kouhousi.files/toyow_no46_omote.pdf

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