土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

鉄筋コンクリートビル(大正時代)

飯山市から(2017.11)

「長野市の110年」の本をパラパラとめくっていたら、「鉄筋コンクリートビルの登場」という箇所に目が止まりました。


大正12年に信濃毎日新聞社本社ビル(3階建)が竣工していますが、本の記載には「県下初の鉄筋コンクリートの高層建築物であった。」とあります。
当時、3階建てが高層という感覚が面白いですね。


また、昭和2年竣工の長野郵便局の記載では「長野県では初の、人が乗れるエレベーターが設けられた。」とあります。


私の師匠は明治41年生まれですが、”子供の頃(大正時代)、出来たばかりの鉄筋コンクリートビルへ行ってエレベーターに乗る遊びを何回もした。”という話をふと思い出しました。
当時、エレベーターで上に行った時の見晴らしはすごかったのかもしれません。


長野市の鉄筋コンクリートビル
大正12(1923)年信濃毎日新聞社本社3階建竣工。
大正12(1923)年更級高等女学校(現篠ノ井高校)の校舎竣工。
大正13(1924)年六十三銀行本店ビル竣工。地上3階、地下1階。
昭和2(1927)年長野郵便局3階建。
<引用・参考文献>
長野郷土史研究会責任編集「保存版 長野市の110年」(大正編鉄筋コンクリートビルの登場) ,2007年
前回のブログで上記引用文が長野市の百年になっていました。正しくは「長野市の110年」です。訂正させていただきます。

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