土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

打ち上げ花火

飯綱町より

長野市えびす講の花火大会が11月23日に行われました。全国でもこの時期に開催される花火大会は珍しいことで知られています。


11月25日は3年前に亡くなった長男(享年26歳)の命日ですので、”生きていたら見たかっただろうな”と思いつつしばらく眺めていました。


このえびす講の花火大会は、明治32(1899)年11月20日から毎年開催(昨年はコロナ禍で中止)されています。


下記文献によると
「当初は四寸玉、五寸玉が主流で、尺玉はまだ珍しかった。朝五時の祝発に始まり、日中も打ち上げ続けて夜に至るというのが当時の煙火大会だった。見物人は近郷から集まり、見物しやすい場所には人の山ができた。明治三四年の煙火大会では死者一名、重軽傷者五名出したうえ、運営上の問題点も浮かび上がってきた。そのため、三五年からは鶴賀新地が煙火大会を主催することになった。
大正五年(一九一六)からは長野商工懇話会の主催となり二尺玉の打ち上げも始まった。長野の煙火師の技術は全国に鳴り響くようになった。昭和五年(一九三〇)には西長野の煙火師西澤長蔵が、日本初の三尺玉の打ち上げに成功している。」
とあります。


長野県は打ち上げ花火の生産量日本一ですから歴史や技術もあるようです。


<引用・参考文献>
長野郷土史研究会責任編集「保存版 長野市の110年」(明治編恵比寿講煙火の始まり) ,2007年
<参考サイト>
花火なんでも日本一
http://www.japan-fireworks.com/calendar/enjoy/nihonichi.html

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