土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

地図・公図2

飯綱町(R1.10撮影)より。

前回のつづき。
登記所(法務局)に備え付けられている地図・公図(H30.4.1時点)は全国でどのくらいあるのでしょうか。下記文献に説明があります。


「登記所備付地図・公図」
1 国土調査法に基づく地籍調査(主に地方自治体が実施)により作成された地籍図
    ⇒ 約301万枚
2 土地改良法・土地区画整理法等に基づき作成された土地の所在図
    ⇒ 約104万枚
3 法務局が作成した地図
    ⇒ 約2万4千枚
4 公図
  ⇒ 約236万枚


市街地や準市街地では明治時代に作られた公図が多く見られます。
何年か前に聞いた同業者の話によると「東京都丸の内地区でもまだ公図を使っている」とのこと。


法務局に備え付けられている地図等のうち、公図は約33%占めているそうですから、まだまだ公図が大活躍しています。


<引用・参考文献>
藤原勇樹「公図の研究 [5訂増補版]」p.37,(株)朝陽会

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