土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

QGISソフト3

飯田市(2018.3)から

先月、地価調査基準地(2023.7.1)の地価データをダウンロードしてQGISに取り込みました。しかし、小さな点が表示(●)されているだけなので見逃すおそれがありました。そこで●の上に「長野9-2」の表示がしたいと思い、QGISのラベル結合を勉強しました。


レイヤのプロパティ→ラベル→単一定義→値(VALUE) に式を記入、リターンキーを押して「長野009-002」と表示され、少し感激。
さらにto_int関数、価格のフィールド名を追加して「長野9-2・28200円」と表示され、満足。これで長野県内にある基準地が国土地理院の地形図に番号と価格付きで表示されました。なお、見慣れないTo_int関数は009→9のように0を削除したい場合に使います。


式を入力してるとき、昔、パソコンOSがMSDOS(注)の時代にコマンドを作ったことやテキストデータをsedというツールで処理したことを思い出しました。もうすっかり忘れましたが・・・。


Windows以前のパソコンでは、コマンドラインからの操作が必要でした。
たとえばディレクトリ中のファイルを一覧表示する場合、下記のコマンドからおこないました。


dir


このdirをみると懐かしさがこみ上げてきます。    


当時、MD、USBやSDカードもなく、フロッピーディスクでしかデータのやりとりができない時代。もらったフロッピーディスクの中身をみる時、このdirから作業が始まりました。


コマンド作りにも慣れた頃、一太郎V3(ワープロソフト)やロータス123(表計算ソフト)を起動させると同時にATOK辞書をくっつける短いコマンドを作ってできたときはうれしかったですね。


そんな手間が一切いらないウィンドウズで便利な時代になりました。
(注)MS-DOSとは、Microsoft社が開発したパソコン用のオペレーティングシステム(OS)です。ウインドウズが出る前は世界標準OSでした。
<参考文献>
喜多耕一「改訂版ver3.22対応 業務で使うQGISver.3」,2022年11月

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