土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

洪水による災害危険区域

中野市から。
千曲川の背後地(後背湿地)にあるためか地盤が軟弱で、道路に重量制限があります。

この辺(古牧地区)は千曲川と夜間瀬川との合流地点に近くにあり、過去(H18.7など)に度々浸水被害にあっています。


そのため洪水による災害危険区域(約39ha)に指定されています。
災害危険区域内は下記のような建築規制があります。


浸水しても基礎を上げて被害を最小限にとどめる考え方にたっていました。


中野市災害危険区域に関する条例
(災害危険区域の指定)
第2条 災害危険区域は、出水により災害を被る危険性が高い区域で、市長が指定した区域とする。
(建築制限)
第3条 前条の規定により指定した区域内において、住居の用に供する建築物を建築してはならない。ただし、災害危険区域を指定した際、現に存する住居の用に供する建築物を増築し、又はその一部を改築する場合及び次の各号に掲げるものについては、この限りでない。
(1) 主要構造物(屋根及び階段を除く。)を鉄筋コンクリート造又はこれに類する構造とし、別に定める災害危険基準高(以下「基準高」という。)未満を居室の用に供しないもの
(2) 基礎を鉄筋コンクリート造とし、その上端の高さを基準高以上としたもの
(3) 地盤面の高さを基準高以上としたもの
平成20年4月1日から施行する。

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