土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

公用文作成2

大町市(2013)から。

前回の続き
「公用文作成の考え方」で気になる箇所を抜粋してみました。
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イ 曖昧さを避ける。
(ア)「から」と「より」を使い分ける。
例)東京から京都まで  午後1時から始める  長官から説明がある
東京より京都の方が寒い  会議の開始時間は午前 10 時より午後1時からが望ましい
(イ)(略)
(ウ)「等」「など」の類は、慎重に使う。これらの語を用いるときには、具体的に挙げるべき内容を想定しておき、「等」「など」の前には、代表的・典型的なものを挙げる。
ウ 冗長さを避ける。
(ア)表現の重複に留意する。
例)諸先生方 → 諸先生、先生方
各都道府県ごとに → 各都道府県で、都道府県ごとに
第1日目 → 第1日、1日目   約 20 名くらい → 約 20 名、20 名くらい
(イ)回りくどい言い方や不要な繰り返しはしない。
例)利用することができる → 利用できる
調査を実施した → 調査した
教育費の増加と医療費の増加により → 教育費と医療費の増加により
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「から」と「より」の使い方は難しいですね。
「長官から説明がある」は「長官より説明がある」でもあまり違和感がないように感じますから。
<引用・参考文献>
公用文作成の考え方(建議)
(付)「公用文作成の考え方(文化審議会建議)」解説
令和4年1月7日・文 化 審 議 会
<参考サイト>
文化庁 「公用文作成の考え方」について(建議)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/93650001_01.html

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