ガルバリウム鋼板
飯綱町(2021.4.21)より
下記サイトの調査報告書(個人住宅の新築工事費に関する調査・研究)を見ていると時代の流れを感じます。
この報告書は個人住宅(戸建て住宅)の新築工事費に関する調査結果を掲載しています。私は仕事でよく参考にしています。
・エネルギー供給方式はオール電化が約60%占めている。
ガス電気併用40.6%、オール電化59.4%
・基礎工事はベタ基礎が約80%占めている。
ベタ基礎78.0%、布基礎20%
・屋根仕上材はガルバリウム鋼板が約40%近くを占めている。
ガルバリウム鋼板39.0%、カラーベスト・スレート系26.4%、洋瓦13.1%
現地調査をするとオール電化、ベタ基礎にしている個人住宅は多いと感じます。ただ、ガルバリウム鋼板が統計上、一番多いのは驚きました。
ガルバリウム鋼板は耐久性及びコストパフォーマンスに優れた材質で登記上「合金メッキ鋼板ぶき」になります。登記が”亜鉛メッキ鋼板ぶき”ではなく、”合金メッキ鋼板ぶき”になっていると比較的新しい建物と言えます。
亜鉛鉄板=亜鉛メッキ鋼板=トタン板の時代が長く続きましたが、ガルバリウム鋼板が広く普及しています。
<引用・参考文献>
一般財団法人 建設物価調査会「個人住宅の新築工事費に関する調査・研究」2020年度調査
内野篤「建物表示登記の実務」pp.74,77-78,日本加除出版,平成29年