土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

角度計算

野沢温泉村から。1月24日の豪雪前に写したものです。

林地の調査で地形図上の角度を求めることがあります。


たとえば傾斜のきついO地点とP地点の角度を求める場合(下図参照)
O地点とP地点の水平距離が400m、標高差が200mの場合、傾斜角度はタンジェント関数を使って26.56度(B÷A)と求められます。昔は関数電卓やエクセル関数を使って求めていましたが、今は角度計算のサイトが多くありますのでそちらで計算します。


注意することは地形図上のO地点とP地点の距離はCだと勘違いしてしまうことでしょうか。明治時代、山林を測量する人は勘違いしてしまった例が多いようです。
山林の縄縮み(2019/06/28参照)

私はいろいろな資格試験を受けましたが、一番印象に残っているのが測量士補(択一式)です。試験が始まって20分ぐらいしたら試験官が”解答を提出してもかまわない”と言うと、高校生らしき若者が大勢提出して会場を後にしました。


私は問題が難しすぎて苦戦していましたし、こんなに早く出せるのが信じられなくて思わず周りを見回したら社会人しか残っていませんでした。それに最後の4問(特に応用測量)は全くわかりませんでしたので適当に〇をしたことを覚えています。


後に解答を見て2問足りずだめだと思ってましたが、超難問(過去最低正解率)だったせいか合格してました。この時はうれしかったですね。

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