土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

浸水想定区域6

長野市戸隠(鏡池)から。
今の時期、晴れの日は絶句します。

水防法の改正が昨年あり、令和4年3月以降、中小河川(洪水予報河川・水位周知河川以外)についても洪水浸水想定区域の指定が全国各地で行われています。


注意したいことに現在あるハザードマップでは、中小河川の洪水浸水想定区域が反映されていないことがあります。


たとえば、私の実家脇に中河川の一級河川が流れていますが、令和4年9月30日に洪水浸水想定区域(浸水深0.5m~3m未満)に指定されました。


また、熊本県では下記サイト(引用)で中小河川について洪水浸水想定区域の指定が行われています。
「水位周知河川以外の河川における洪水浸水想定区域図について
 近年、気候変動により水害が激甚化・頻発化しており、令和元年東日本台風では、洪水浸水想定区域の指定対象ではない中小河川において、多くの浸水被害が発生しました。
 こうした状況を踏まえ、流域治水関連法案の改正の中で、水防法についても改正(令和3年7月15日施行)が行われました。
 水防法の改正により、法改正前には浸水想定区域の指定対象とされていなかった河川のうち、周辺に住宅等の防護対象のあるものについて指定対象に追加し、水害リスク情報の空白地帯の解消を目指すこととされました。
 これを受け、熊本県では順次、中小河川における洪水浸水想定区域図の作成を進め、令和4年3月には県内全ての中小河川において浸水区域の指定を完了しました。」
熊本県
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/105/95337.html


最近、水害に対する不動産購入者の意識は高いものがあります。


<参考サイト>
長野県
水防法に基づく洪水予報河川・水位周知河川以外の中小河川の浸水想定区域図
https://www.pref.nagano.lg.jp/kasen/infra/kasen/bosai/shinsui/tyuushou_l2.html

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