土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

塩梅(あんばい)

大町市より

文献(信州学大全)を読んでいたら塩梅について記載がありました。
「塩の重要性と移入路
塩は入間の生命維持に欠くことができない食材である。よく入浴する際に「塩梅(あんばい)はどうですか」と聞かれるが、これは中国で古代最初に用いた調味料が、塩と梅酢であったから生まれたことばである。また給料を英語でsal-aryというのは、ローマ帝国において兵士の給料を塩の価格換算で支払ったことに語源があった。(略)
塩分を含んだ井戸水から製塩するのが、井塩(せいえん)である。(略)
長野県下伊那郡大鹿村鹿塩温泉は、井塩の産地として知られている。ここでは塩分4%の塩水製塩のみでなく、漬物や塩煎餅の生産にも用いられてきた。」


文献を読んでいて高校時代、先生から井塩(大鹿村)の存在を聞かされたことを思い出しました。古い文献の記述なので井塩は、現在生産しているのかどうかわかりません。


先日、志賀高原の源水を飲んだ時、「水がうまい」と感じました。井塩だとどう感じるのか興味がわきました。


大鹿村中央構造線博物館(下記説明文引用)
https://mtl-muse.com/
「鹿塩温泉の水は、西南日本の下に沈みこんでいるフィリピン海プレートが持ち込んだ水だということが分かっています。フィリピン海プレートの上面は、大鹿村の真下では、地下約35kmにあります。」


<引用文献>
市川健夫「信州学大全」pp.403-404,2004年,信濃毎日新聞社


ブログを公表した後、生塩を井塩に書き換えました。変換ミスで申し訳ございません。

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