土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

印鑑2

小谷村から。8年前に写したものです。

若い頃は印鑑の大きさにこだわっていました。
東京で修業時代、公正証書遺言の証人になり、最後に署名と捺印がありました。公証人が大きい印鑑を押し、次に弁護士が見事な印鑑が押して、自分の番に。その時、大きな象牙の印鑑(実印)がありましたので恥をかかなくて済みました。あの時、安い小さな認め印だったらと思うと・・・。


戦国時代、直江兼続が小館の乱の時、真っ先に上杉謙信の印鑑(印章)と花押(サイン)を確保した逸話が残っています。印鑑を持っていることが正当な相続人の証しという時代でした。
上杉謙信の印鑑を博物館で見たことがありますが、それはもう立派な風格と大きさでした。


10年ほど前に司法書士の小さくて立派な印鑑を見たことがあって感動しました。
それまで小さいと安物といったイメージがありましたので。


<参考サイト>
伝国の杜(コレクション展「はんこにする?サインにする?-上杉氏印章-」 )
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/013hanko.htm

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