土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

分水工

木島平村に分水工(上堰円筒分水)がありました。
円筒分水工は水田に使う水を正確に分ける施設として知られています。


下記サイトには分水工のわかりやすい説明があります。
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一本の水路から運ばれてきた水を、3つの集落に分けるとします。各集落は大きさもまちまちであり、仮に水田の広さが3:2:1だったとします。そうすると水田に必要な水の量も3:2:1となります。現在は、分水工という水利施設で正確に分けられますが、昔は水の位置エネルギーだけで分けました。(略)下の穴からあふれ出た水が、水平に仕切られた断面で分配され、各水路の分だけ流れ落ちます。
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現地案内板に分水弧長(円弧の長さ)が3.50295mと4.98905mと表示されているのをみて驚きました。というのも、
3.50295m=3502.95mmですから1mmの1/100まで分けていることに。


分水の技術が理解できた一日でした。
<引用・参考サイト>
関東農政局(4.水を分ける)
https://www.maff.go.jp/kanto/nouson/sekkei/shigen/04.html

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