土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

氷河期植物

長野市(2020)から

~前回の続き~
軽井沢は標高(平均1000m)が高く冷涼な気候であったり、周囲を山に囲まれた地形であったり、湿原があったりすることから「植物の宝庫」と言われています。


軽井沢町誌に下記記載があります。
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ハナヒョウタンボク(スイカズラ科)は、氷河時代後期から軽井沢に生息し、現在はシベリアのハバロフスク付近などと遠く離れて、ここや本州中部の山地と北海道の一部に分布している。このような氷河期植物は十三種以上軽井沢にあり、どうして「幾万年も生き続けてきたかの謎につつまれている植被」である。(略)植生が豊富で変化に富んでいるので、軽井沢はことに野鳥が豊富である。(略)軽井沢は蝶(チョウ)の種類も多い。」である。
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氷河期植物という表現にたくましさを感じます。また、野鳥やチョウの種類が豊富な理由もわかりました。
<引用・参考文献>
軽井沢町誌刊行委員会「軽井沢町誌 歴史編(近・現代編)」pp.589-591,昭和63年

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