土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

ヒイラギ

トゲトゲした葉を持つヒイラギ、古くから魔よけの効果があると言い伝えられています。


文献(葉っぱでおぼえる樹木)に下記説明(転訛=てんか・疼く=うずく・棘=とげ)があります。


[和名はヒヒラギキ(疼木)からの転訛で、「疼ぐ(ひひらく、ひびらぐ、ひいらぐ)」とはひりひり、ずきずきと痛むこと。葉に棘があり、ふれると疼らぐために名づけられたという説がある。ヒイラギの棘は魔よけになると信じられ、節分に鰯の頭をヒイラギにさして戸口に掲げる風習は広く行われる。]


しかし、老木となったヒイラギの葉にはトゲがなく、全縁になります。そういえば小布施町にある雁田のヒイラギ(長野県天然記念物・推定樹齢700年以上・現地の案内板)にはトゲがありません。


エンジュ同様、事務所の玄関に置いてありますが、ダブルの効果を期待しています。


<引用・参考文献>
濱野周泰監修「原寸図感 葉っぱでおぼえる樹木」p.292,柏書房,2006
<参考サイト>
小布施町(町の文化財紹介)
https://www.town.obuse.nagano.jp/docs/2739.html

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