土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

ソーラーパネルぶき

長野市鬼無里の展望台より

5,6年前、建物の構造が下記記載の登記を見かけました。
当時、屋根の種類がソーラーパネルなので変わっていると思いました。


木造ソーラーパネルぶき2階建


専門書(新版Q&A表示に関する登記の実務)では次のとおりに説明しています。


【問】最近,建物の屋根に太陽光発電装置(ソーラーシステム)を備えi付けたものが見受けられるが,当該建物の構造はどのように表示するのか。
【答】既存の屋根の上に太陽光発電装置を据え付けたものであれば,通常の屋根の種類を記録することになる。一方,これを建物の屋根の一部として据え付けたものであれば,屋根全体の割合の30パーセントを超え,又は屋根の面積を屋根の種類の数で除した数が平均以上の場合は,屋根の一部として,例えば「アルミ板ぶき」と記録して差し支えないものと考える。


仕事で「アルミニューム板ぶき」の建物登記をみかけましたから、表記の仕方は「アルミ板ぶき」だけではなさそうです。ただし、ソーラーパネル以外にもアルミニューム板ぶきがあるようです。


雪国でも太陽光発電施設を備えた屋根が増えました。昔(25年前)は設置業者自ら、”この地域に設置しても効率が悪くて”とぼやいていたことがウソのようです。


ちなみに下記サイトによると
太陽光発電の設置費用 相場価格は137.5万円(5kw・2021年)
だそうです。


ただし、新築時に設置する場合と新築後に設置する場合を比較すると、新築後に設置するほうが足場を組む必要がありますから割高になります。


<参考サイト>
ソーラーパートナーズ
https://www.solar-partners.jp/category/price


<引用・参考文献>
監修:中村隆,中込敏久 編集代表:荒堀稔穂「新版Q&A表示に関する登記の実務第4巻」p.311,日本加除出版(株)

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