暗渠排水管
信濃町(2011.6)から。
前に暗渠排水管が埋設されていた農地の評価案件がありました。
傾斜地にある田ですが、畦の地下に排水管(合成樹脂)が埋設されていました。細長い形状をしている田のせいか一部に水たまりができやすく、L字形に組んだ排水管にて排出していました。
地下に埋設された排水管は小石や泥がたまりますので維持管理がたいへんそうですが、近年、小石や砂の流入を防ぎ、目詰りが起こりにくい暗渠排水管が開発されています。
昔、暗渠排水管といえば土管(どかん)というくらいよく使われていました。
もう土管は製造されていないだろうと思いネットで検索したら
”今、土管が見直されている”とあったので驚きました。
下記サイトによると
「土を活き活きさせるほか、耐用年数も合成樹脂が10年のところ、土管は25年」
「西洋では暗渠排水土管を手で作っていたが、世界に広がるきっかけは、1851年のロンドン万博である。」
古くて新しい土管は進歩しているようです。
<参考サイト>
トーヨー産業
https://www.ty-sangyo.jp/
ナラ工業
http://www.narakougyou.com/3.html