土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

田畑の縄縮み

上田市菅平高原のレタス畑から。


山林と違って田畑の大きな縄縮み(登記面積>実測面積)はほとんど見かけませんが、中には下記のようにあったようです。


文献に
「また、平たん地においても、田、畑等の耕地で小作地の場合には、地主が、地租を多少多く納めても、小作料をそれ以上に徴収することができるとして、地租改正事業の丈量の際に故意に公簿地積を多くした事例もあるようである。」
とあります。


明治時代、田畑は面積と地租(税金)が比例するので測量が厳しかったことでしょう。
<引用文献>
新井克美「登記手続における公図の沿革と境界」p.146,テイハン,1984年

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