土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

猪垣

長野市山間部から。


先日、愛読書「長野県の地名」を読んでいたら興味深い記載がありました。


「たとえば、宮田村周辺の場合、江戸時代の文化年間に(1804~1818)春近郷八か所が共同して、木曽山脈の山麓線に接して延々6キロにもわたって図のような「鹿垣」が設置されました。このような大規模な工事まで行ったことを考えると、猪や鹿の被害がいかに大きいものだったかがわかります。」

今も昔も農作物の獣被害は同じようです。


<引用文献>
松崎岩夫「長野県の地名 その由来」p.409,信濃古代研究所

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