土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2025年6月のブログ記事

  • 製氷

    大町市(2012.7)から。北アルプスが悠然として。 今年6月中旬、喫茶店でアイスコーヒーを飲んでいました。中の氷が溶けていくのを見て、昔、製氷業が盛んだった記述が軽井沢町誌(引用)にあったことを思い出しました。 ------- 軽井沢の製氷業は、明治10年(1877)に開始された。その後氷の需要... 続きをみる

  • ハヤ

    千曲市(2023.3)から。 町誌を読んでいたら「婚姻色」の記述(ウグイ・下記引用)が気になりました。表現が新鮮に感じられました。 ------ 産卵期に現われる赤色の婚姻色のためアカウオともよばれ、犀川・穂高川・高瀬川などに多く見られる。産卵は、5~6月頃が最盛期で、流量、流速も相当にある汚れの... 続きをみる

  • 古い地名(惣門)

    青木村当郷字東日向にある大法寺(だいほうじ)三重塔(国宝に指定)から。 高さ18.3mあります。1920年の解体修理の時、発見された銘文により1333年(鎌倉時代末期)に建てられたことがわかりました。 この塔は、往古から道行く人が、見返り見返り旅をつづけたというので、"見返りの塔&quo... 続きをみる

  • 植物の呼び名あれこれ3

    茅野市(2023.5)から。 奥に見えるのは白樺湖。 前回の続き。 1 ヒノキ  火の木の意。古代において火起こしに使われていたことから「火の木」という。 2 コメツガ  葉が小形であるのを米にたとえた。 3 ミズキ  樹液が多いことからいわれる。 4 カシワ  物を煮炊きする炊(かし)ぐ葉という... 続きをみる

  • 植物の呼び名あれこれ2

    飯山市(2024.5)から。 前回の続き。 先日、市役所支所で住民票を取る時、係の人が続柄を「つづきがら」と読んでいました。思わず”ぞくがら”ではないですか?と聞くと 係の人から「支所内での呼び方で特別な意味はありません。」といわれて。 ネットで調べたら正しい読み方は「つづ... 続きをみる

  • 植物の呼び名あれこれ1

    飯山市斑尾高原(2016.5)から。 昨日、旧村誌を読んでいたら、植物の呼び名の理由に納得しました。日頃、植物のカタカナ表記を見て何も考えたことはありませんでした。 <例>「」は引用 1 アケビ  「アケビというのは開く実の明け実からつけられた。」 2 ゲンノショウコ  「薬効が著しいのを「現の証... 続きをみる

  • レタス

    上田市菅平高原(2007.7)にて。レタス畑が広がります。 年間を通して冷涼な気候が多い長野県ではレタス栽培が盛んで、都道府県別のランクは毎年全国1位になっています。 どのくらい出荷しているのか興味が湧き、政府統計の作物統計調査を調べてみました。 令和5年産都道府県別出荷量の順位は次のとおりです。... 続きをみる

  • 「せり」の地名と地盤の関係

    小川村(2017.6)から。 先日、地域史を読んでいたら野菜の「セリ」=「芹」であることを知りました。当たり前ですが・・・。スーパーや八百屋さんで売っている芹は、「せり」か「セリ」の表示なので漢字は考えたこともありませんでした。 長野市古牧地区に芹田(市役所芹田支所)という地名がありますが、「芹田... 続きをみる

  • 水道道路

    小川村(2012.7)から 長野市の桐原地区は、古墳時代後期の竪穴住居跡から馬歯が発掘されていたり、蘇我氏が聖徳太子に奉献した龍馬は桐原産という説(龍馬伝説)があったり、都へ献上される馬(注)が渡った駒爪橋(石碑)があったりするなど大昔は馬の飼育が盛んな所(桐原牧)でした。 桐原牧神社の参道には、... 続きをみる