土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2025年5月のブログ記事

  • 「鬼」の地名

    白馬村青鬼(あおに)地区(2010.8)から。 青鬼地区は、江戸時代末期から明治時代に建てられた茅葺き(鉄板ぶき)の主屋14棟が建ち並ぶ農家住宅地域になっています。平成12年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。白馬駅から5.4km(道路距離・標高差約65m)の山間部にあります。 下記写真... 続きをみる

  • 「避暑」

    長野市戸隠鏡池(2009.5)から。 先日、「避暑」の言葉の語源を知り、中国の清朝から輸入したことに少し驚きました。文献(信州学ダイジェスト)によると下記説明があります。 --------- アジアでも一七世紀に成立した清王朝では、満州の承徳市(チョントー・三六六m)に「避暑山荘」を設けていた。真... 続きをみる

  • 売渡証書

    小川村(2021.5)から。 実家の書類を整理していたら、親が事業資金調達のため借金をしたときの根抵当権設定契約書、山林の賣(売)渡証書及び権利証、出資証券、株券(非上場)、などが出てきました。 売渡証書の売の字が旧字(賣)でしたので若い頃、買(かい)渡証書と間違えて読んだことを覚えています。この... 続きをみる

  • 志久見街道

    木島平村馬曲(まぐせ)集落にある「鞍掛けの梨」のようす。 案内板に「昔、木曽義仲が平家追悼に向かう途中、馬の鞍をこの木にかけて休んだという言い伝えが残っています。」とあります。 上田市で挙兵した木曽義仲は、梨の木前の志久見(しくみ)街道を通り幾つもの山を越え、野沢温泉上ノ平スキー場、栄村の(注)常... 続きをみる

  • 善光寺の再建(1707年)

    中野市(2021.4)から。 先日、善光寺へお参りに行きました。本堂は間口24m、奥行54m、高さ27mの規模を有し、わが国の木造建築では、奈良の東大寺大仏殿、京都の蓮華王院の三十三間堂に次ぐ第三番目に大きな寺院です。現存する本堂は今から約320年前の宝永4(1707)年に造営されました。 170... 続きをみる

  • 鹿島川

    小谷村千国にある「塩倉」のようす(2008.9)。江戸時代の番所にあった塩の倉庫です。 案内板にある一駄(copilot)は馬一頭に背負わせる荷物の量をいい、江戸時代には1駄は36貫(約135kg)と定められていたそうです。 地域史関連の本を読んでいたらブログの再開意欲が湧いてきました。書けるう... 続きをみる