薬用植物
山ノ内町から。


上の写真は山ノ内町の湯田中駅西方にある「イボ直し石」の石碑。イボが取れる信仰が昔からありました。江戸時代(1805年)、小林一茶がここを訪れています。
昨年、御代田町誌を読んでいたら薬草の記述に目が止まりました。
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薬という言葉の語源は"草摺り"であるという。また因幡の白兎の話では、皮をむかれて赤裸になったウサギがガマの穂綿にくるまってもとの白ウサギにもどったという。ガマの穂には止血の効があることが知られている。
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AIによると、これは”古代の日本において、薬草をすり鉢ですり潰して服用していたことから、「草を摺(す)る」という行為が転じて「くすり」になったという”説があります。
文献(湯田中のあゆみ・引用)によると俳人小林一茶は薬草(イカリソウ・ナルコユリ・オケラ)の採種のため山ノ内町及び高山村へ度々出かけています。
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文化十二年、三月三日、一茶は希杖と上条村へ歌舞伎を見物に出かけた。しかし、巳刻(午前一〇時)になっても始まらないので善応寺に参詣して、有名な「イボ直し石」を一見して川原湯に引き返した。(略)その後一茶は五月二日、また田中にやって来た。たまたま夜間瀬川は昨日来の大雨で出水し、舟留に出逢った。この度は強壮剤であり、強精剤でもある淫羊草(いかりそう)の採集が目的であった。(略)文化十三年、一茶は五四歳になった。(略)そこで一茶は三月七日、田中に入り、川原湯に宿をとった。(略)この頃、淫羊草のほか黄精(オウセイ・ナルコユリ)という強壮剤の薬草を採取している。(略)
文政元年、(略)この年の六月と八月には精力の衰えを感じ、蒼求(オケラ)や黄精をほりにでかけている。
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●イカリソウ
花が船のイカリの形に似ているので、この名があるようです。強精強壮薬・胃の薬に用いられます。
●ナルコユリ
サイト(日本薬学会)によると「黄精(オウセイ)は、ユリ科のナルコユリやカギクルマバナルコユリの根茎を乾燥させた生薬です。滋養強壮、疲労回復等に優れた効果を持ち江戸時代から強壮薬として使用されてきました。」とあります。
●オケラ
オケラの語源は古名ウケラがなまったものとされるが,ウケラの語源は不明。胃の薬として有名のようです。
日頃、飲用する栄養ドリンク(ユンケル)の成分に黄精が配合されていました。
4月8日一部修正しました。
<引用・参考文献>
御代田町誌・自然編、pp.300-301
湯田中のあゆみ刊行会「湯田中のあゆみ」pp.294-297、平成6年
<参考サイト>
信州 湯田中温泉 俵や
http://www.tawarayaryokan.co.jp/sightseeing/
公益社団法人日本薬学会-薬用植物一覧
https://www.pharm.or.jp/herb/list.html
ユンケル
https://www.yunker.jp/syoyaku/ss04/