土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

2024年5月のブログ記事

  • 献上品4(江戸時代)

    長野市大岡村(2016.5)から 江戸時代、鬼無里地区(現長野市)から松代藩(真田藩)へ献上した品々の記述が文献(鬼無里村史)にありました。 1 御用蕨 殿様食用のワラビの塩漬を献上、桶や塩は松代藩から送られてきました。 漬け終わると人足61人で運んだそうですから大変な量(桶13個分)だったようで... 続きをみる

  • 辛味大根

    飯綱町?(2015.5)から。正確にはどこで写したかははっきりしません。 先日、坂城町方面の店にて大根おろしそばを食べました。辛味大根が効いていて満足な気分に。坂城町には伝統野菜として辛味の強い「ねずみ大根」があります。 そういえば松尾芭蕉の有名な句を思い出しました。 文献(信州学大全)によると下... 続きをみる

  • 軽井沢の印象

    徳島県から。昔(2011.6)、うずしおを見に行きました。 1924(大正13)年7月22日芥川龍之介が軽井沢へ創作のため訪れました。 その時の印象が文献(峠を越えて)にありました。 -------- 芥川は第一印象を、「町には西洋人が多い故中々ハイカラである」と軽井沢からの手紙に書いている。(略... 続きをみる

  • 古い地名11(飯山市)

    飯山市(2014.5.2)から 飯山市には変わった古い地名(諸説あり)があります。 たとえば戸狩(とがり)=鳥狩で狩場の意、秋津(あきつ)=日本の古名である蜻蛉洲(あきつ)に由来など。 また、小佐原(こざわら)の地名は、付近を流れる皿川(さらがわ・一級河川)の字名たる小皿が語源であったことを知り、... 続きをみる

  • つつじ山

    長野市豊野町の「つつじ山公園」から ヤマツツジが約1万株あり、その規模は長野県の北信地区最大です。積雪地帯のため木が斜上しています。 140年前の明治時代前半(1884年)、鳥居川の山沿いにつつじ山の整備がされました。 文献(豊野町の民俗と地区誌)によると文豪田山花袋がつつじ山のようすを漢詩に詠ん... 続きをみる

  • 川の読み方

    小諸市の小諸城跡から 石垣と八重桜のコントラストがいいですね。また、立派な石の大きさに驚きました。 河川の読み方がわからないことがよくあります。 昔、中野市の美沢川(よしざわがわ)や佐久市の鹿曲川(かくまがわ)の読み方を聞かれてわからず、恥をかいたことがありました。 土砂災害警戒区域及び土砂災害特... 続きをみる

  • 湯福川2

    松川村から 水田に逆さ北アルプスが写っていて少し驚きました。田植え前だったからでしょう。 湯福川(ゆぶくがわ)のはん濫について古い記録(江戸時代から)が文献(長野市郷土史研究会機関誌・引用)にありました。はん濫の推移をみると善光寺一帯は湯福川の扇状地ということを再認識させられます。 -------... 続きをみる