土地評価のブログ

不動産鑑定士内藤武美の日々

百万貫の岩

たけちゃん2

写真に巨大な岩(2014.9.23撮影)が写っています。これは石川県白山市白峰の手取川にある百万貫の岩(県の天然記念物)です。

手取川は戦国時代、上杉謙信と織田信長が戦った合戦で有名ですが、この百万貫の岩も知られています。


拙著「Q&A土砂災害と土地価格 警戒区域・特別警戒区域の減価率の算定法」(2015/4/11)に載せる写真が欲しくて2014年9月に取材で訪れました。


手取川は716年,1783年,1896年,1914年,1934年,1961年等に大洪水が記録されています。中でも1934(昭和9)年7月水源山地に例年にない残雪のあったところへ,気温の上昇と豪雨があり,流域全体で歴史に残る大災害(流出家屋172戸・浸水家屋586戸・死者行方不明112名等)となりました(日本砂防史)。


文献(手取川の地形)によると,この災害時(1934年)に土石流によって宮谷川にあった昔の位置から今の位置まで約3kmを流れて来たと考えられています。


同文献によるとこの岩は,平成7年に最新の測量機器とコンピューターを用いて測定された結果,体積1,890m3,重量4,839トン(約129万貫)であることが判明しました。
現地案内板に「地下に埋まっている部分は約29万貫,地上に出ている部分は約100万貫,高さ16m(5階建てビルの高さ相当),幅19m(最大)」と記されていました。


近くには大きな岩がごろごろしています。 当時、災害から80年ほど経過していましたが、超豪雨の爪痕を感じました。


都合によりしばらくブログをお休みします。
<引用・参考文献>
社団法人全国治水砂防協会「日本砂防史」p.678,昭和56年6月
石川県白山自然保護センター「白山自然誌18 手取川の地形」(百万貫岩・市ノ瀬の昭和9年土石流段丘)1998年3月
<参考サイト>
白山市公式サイト(百万貫の岩)
https://www.urara-hakusanbito.com/spot/detail_1191.html

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