土地評価のブログ

不動産鑑定士の日々

サクランボ

飯山市(2021.4)から。

昔からソメイヨシノとサクランボの木は、同じ桜なのにサクランボの木は実がたくさんなるのが不思議に思っていました。


下記サイトによると
・ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種と推定されていて江戸時代末期に江戸染井村(現・東京都豊島区)の植木屋が「吉野桜」として売り出したそうです。
・1900(明治33)年に植物学者藤野寄命により”染井吉野”と名付けられました。


漢字で書くと「染井吉野」ですからカタカナよりわかりやすい感じがします。
現在、染井吉野桜記念公園が駒込(東京都)に整備されています。


また、文献(葉っぱでおぼえる樹木)に
「ソメイヨシノがつくられる江戸以前の観桜といえぱヤマザクラが主役で、奈良の吉野山、京都の嵐山などは古くからのヤマザクラの名所である。」とあります。


源義経が弁慶らと身を隠した吉野山(奈良県)や京都の嵐山は、長い間ソメイヨシノの名所と思っていました。


4月26日は父の命日。父が退院後、自宅の桜(ソメイヨシノ)をみて”きれいだな”を繰り返していました。
「サクラは屋敷近くに植えるな」のことわざ※があるのを知り、父の死後、家のすぐ脇にあった大木のサクラを伐採しました。サクラは根をあたりかまわず張るようです。


一方、サクランボの木の正式名称はセイヨウミザクラ(西洋実桜)。果実は雨に弱いためハウス栽培が多いそうです。


私が小学生の頃、父が生まれた家近くにサクランボの木があって、大きなカゴ2~3杯分のサクランボを取りに行ったことがいい思い出です。
<参考サイト>
桜図鑑
https://www.hananokai.or.jp/sakura-zukan/someiyoshino/
<引用・参考文献>
濱野周泰監修「葉っぱでおぼえる樹木」p.169,2005年
※豊田英次「庭師の知恵袋」p.132,1989年

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