パッチ
昔、フリーマーケットで買ったパッチ集。デザインから初期に出回ったものと思われます。
私が小学生の頃、パッチが流行っていました。パッチとはメンコに似ていてお互いに同じ枚数を出し合い、一つの筒のようにして対戦する遊びです。確か、一番上の一枚を抜いて自分の種となるパッチが重ねれば総取りでした。
自宅、友人宅、地区の先輩宅、学校近くの倉庫脇で毎日対戦。家では持ち方、打ち方の研究を重ね、対戦の種となるパッチを5種類くらい作りました。先輩から「パッチを油に染みこませて重くすると強くなる」と言われ試してみたり、パッチに1~2箇所の折を付けたりしました。
休日に友人や先輩と小学校(標高370m)から山間部(標高700m)へパッチ遠征をしたこともあります。そこへ至る道は傾斜がきつく、休憩を入れて自転車で2~2.5時間くらいかかる所(5km弱)でした。
夏休みの終わり頃、プレイ中、先輩から”〇〇君、母親から電話があって宿題が残っているから早く帰れってさ”と言われ、恥ずかしい思いをしながら帰りました。
そして、ある日、学校の先生から突然「今後はパッチは絶対禁止」と言われ、それでも隠れて対戦していたら、近くを歩いていた校長に見つかり・・・。今、考えればギャンブル性が強かったですね。
家に残ったパッチを全て燃やした記憶があります。
これを見る度に懐かしさがこみ上げてきます。
